精力を取り戻す、取りやすい食べ物は
食べ物で精力アップするというのは、非常に効果的な割に軽視されがちです。
もっとも、言葉で書くほど簡単なものでもありませんし朝食から晩御飯までこった食事にしようとすれば手間と労力が半端なくかかります。
できるだけ簡単に取れる「食べ物」を1品追加して精力作りを心掛けていきましょう。
疲労回復でおなじみのニンニクで精力UP
ニンニクは疲れた体を回復させて衰えを知らない体にする成分をたくさん含んでいます。
ニンニクのニオイはアリシンという成分によるものですが、ビタミンB1の吸収を促進して糖質をスムーズにエネルギーへと変え疲労を回復します。
ニンニクを加熱するとアリシンはスコルジニンに変化し、体の組織を若返らせて新陳代謝を活発にします。
アリシンの元であるアリインはアドレナリンとノルアドレナリンを生成し、体内の神経伝達を整えてくれます。
ニンニクは年間を通して安定した価格で手に入るのも取り入れやすいポイントです。
殺菌作用を持つほど刺激の強い食べ物でもあるので、胃を守るために1日に食べる量は1片までにして空腹時を避けて食べるのが良いです。
どこでも気軽に手に入る。ナッツ類で精力UP
ナッツ類は精力剤ではお馴染みのアルギニンを多く含んでおり、血流が良くなって勃起をサポートします。
100g中に含まれるアルギニン量で最も多いのはピーナッツで、3000mgも摂取できます。
1日に推奨されるアルギニンの摂取量がおよど3000mgとされるので、ピーナッツで補えることが分かります。
ただしピーナッツはカロリーが高いので1日に100g食べるのは現実的ではありません。
1日20粒~30粒を目安に食べます。他のナッツ類でおすすめなのはクルミやピスタチオです。
クルミは不飽和脂肪酸のリノレン酸や食物繊維が多く、食べ過ぎなければ肥満予防にもなります。
ポリフェノールの力で体の酸化が抑制され加齢による精力減退を改善します。ピスタチオは栄養価が高いためナッツの女王と呼ばれます。
栽培されているトルコでは毎日ピスタチオを食べるのを3週間続けた男性はEDが改善したという研究を発表しており、アルギニンやビタミン、ミネラルを豊富に摂取できます。
インドに古くから伝わるアーユルヴェーダでもピスタチオは精のつく食べ物と認識されています。
夏になったら市場に出回るスイカも精力アップ効果を持ちます。スイカに含まれるシトルリンが血行を良くして勃起を促します。体内に入ったシトルリンはアルギニンに変化するのも嬉しい作用です。
夏の定番、スイカも精力働いてくれる
スイカは90%が水分で涼を感じるだけの果物と見なす人も多いですが、アルギニンと相性の良いシトルリンを多く摂取できるのはダントツでスイカなので夏は欠かさず食べるようにします。
人気の精力剤にもシトルリンとアルギニンは必須で配合されるほど、この2つの成分は精力アップに深く関係しています。
ただし注意するのは、これらの食べ物だけ食べても意味がないことです。
精力剤だけ服用しても体が栄養不足になって具合が悪くなるように、効果的な食べ物だけ食べても体調不良を引き起こしてしまいます。
精力を取り戻す食べ物も続けることが大切
これらの食べ物も、気まぐれで晩御飯やお酒の席などでちょこっと食べただけでは大きな効果は望めません。
毎日同じものが難しいなら日によって食べるものを変え、続けるようにするのが効果的です。
継続は力なり、どんなもの事も力にするには時間を掛ける必要があることは忘れないようにしましょう。