勃起を促す薬、バイアグラ、レビトラ、シアリスの効果とは

勃起を促す、薬の仕組みとは

ＥＤ、いわゆる勃起不全で悩む男性は多いですが、現在は良い治療薬も登場しており、性行為の少し前に飲むことで勃起を改善することができます。

勃起が得られない原因のひとつには陰茎の海綿体に十分な血流が得られないということがあげられますが、薬を飲むことで全身の血流が改善され、勃起に十分な血流を得られるようになります。

特に性欲を高めたり、催淫効果があるというわけではありません。性的な興奮や刺激があったときに作用しますので予期せぬときに勃起が起きてしまうという心配もありません。

飲んでいる時のみの効果ですので、効果が切れると体は元の状態に戻っていきます。それゆえ性行為のたびに飲む必要があるということは理解しておきましょう。

性行為の少し前に飲んでおくだけで勃起を改善してくれるのはとても便利ですが、やはり薬ですので、副作用についてはよく理解しておく必要があります。

血流を改善する効果がありますので、めまいや頭痛、動悸や鼻づまりなどの症状が出やすいとされています。

副作用には個人差もありますので、ほとんど変化がない人もあれば、強い症状が出る人もあります。

効果が切れると、頭痛やめまいなどの症状も収まっていきますが、長時間おさまらないという場合は早めに医師に相談しましょう。

一日に何回も飲んだり、多めに飲むなどの間違った使い方もトラブルにつながりますので、正しい飲み方を守ることが大事です。体質に合わない場合は別の薬を試してみるなど対策を考えておきたいところです。

バイアグラやクエン酸シルデナフィルを主成分としており、世界で初めて登場したＥＤ治療薬として知名度も高く、今でも高い人気を誇っています。元々は狭心症の治療薬として開発されていました。強い勃起を維持できることでも人気の高い薬です。

見た目はブルーの菱形をした錠剤です。

性行為の一時間前程度に飲んでおくと良い効果を発揮してくれますが、食事や飲酒の影響も受けやすいので飲むタイミングには注意が必要です。効果の持続時間は5時間程度となっています。

しっかりと効果を実感するためには空腹時の飲むことがおすすめです。

併用禁忌のある薬ですので、処方してもらう際も健康状態や飲んでいる薬は正直に伝えておきましょう。

時に心臓疾患の治療を行っている人は注意が必要です。

レビトラは2番目に登場したＥＤ治療薬でその有効成分はバルデナフィルとなっています。

オレンジ色の丸い形をした錠剤です。

この成分は水に溶けやすいという特徴を持っており、即効性に優れているということも特徴的です。
食事の影響をまったく受けないというわけではありませんが、バイアグラよりも食事の影響を受けにくくなり、さらに副作用も起こりにくくなりました。

効果の持続時間は10㎎の場合は4～5時間程度、20㎎のものは8～10時間程度作用します。

注意点としては、こちらも併用禁忌がある薬ですので、健康状態は医師にきちんと伝えておくことが大事です。

即効性に優れた薬ですが、食後に飲むと効果が表れるのに時間が掛かる傾向にありますので、食前に飲んでおくなどタイミングも考えておきましょう。

シアリスは涙型の黄色の錠剤です。その有効成分はタダラフィルで、この成分は水に溶けにくいという特徴を持っています。

シアリスは食事の影響も受けにくく、副作用も少なく、効果も穏やかと使いやすいＥＤ治療薬となっています。

特に注目したいのはその持続時間の長さです。最大で36時間と圧倒的な持続時間となっており、飲むタイミングを気にしなくて良いのがメリットです。

効果の持続時間は長いですが、即効性では劣る面もありますので、性行為の3時間前程度に飲んでおくと安心です。

他のＥＤ治療薬と同様に併用禁忌がありますので、処方してもらう際は飲んでいる薬や健康状態は医師に正しく伝えておきましょう。

レビトラやバイアグラと同様に服用は一日一回、次の服用までは24時間以上空けます。