勃起しない、硬くならないその原因とは?
「陰茎が勃起しない、硬くならない。」といったことは男性にとって深刻な悩みのひとつです。一般的に勃起不全と聞けば、加齢による性欲の減退などが原因で性的な興奮が沸き上がらないというイメージを持つことが多いでしょう。
しかし、加齢による性欲減退だけが原因だけではありません。なぜかというと、勃起は意外とデリケートで、男性の心理状態も大きく影響しています。
例えば、仕事で毎日ストレスを抱えていたり、何か大きな悩みを抱えているだけで勃起しないということもありますし、パートナーを満足させることができるかといった心理的なプレッシャーからセックス中に陰茎が硬くならないといったことも珍しくありません。
このように日常生活の些細なことでも勃起不全になる場合があります。
重度のED(勃起障害)は病院で見てもらおう
ひと言で勃起不全と言ってもその原因は様々で、大きく分けると2つのタイプに分類することができます。まず最初は機能性(心因性)勃起障害ですが、これは心理的な原因によるもので、先にあげた仕事のストレスやセックスに対するプレッシャーもこのタイプに分類されます。
また、幼少期のトラウマや抑圧された怒りなど自分で自覚することのできない深層心理が原因の場合もあります。これに対して身体機能が原因となる勃起不全を器質性勃起障害と呼びますが、これは加齢による自然な性欲減退や糖尿病、高血圧などの生活習慣病が原因です。
男性が一時的に勃起障害に悩まされることはそれほど珍しいことではありませんが重度の勃起障害の場合、改善はもちろんのこと自分で原因を特定することも難しい場合もありますので、病院など専門機関で診てもらうことが大切です。
軽度の勃起障害は栄養不足?
なお、勃起は血流が陰茎に流れ込むことで起こるので、この血流が阻害されることが勃起不全の原因になります。そのため普段私たちが口にする食べ物が勃起には大きく関わってきます。
もし、勃起しにくい、勃起はするがそれほど硬くならないといった軽度の勃起障害の自覚がある場合には勃起に必要な栄養が不足していることが考えられます。具体的にはしじみなどに含まれる亜鉛が不足することで生殖機能が低下したり、青魚に含まれるDHAやEPAの不足、ナッツ類などに含まれるビタミンEの不足によって血液循環が悪くなり、軽度の勃起障害に繋がるといった可能性もあります。
また、逆に食生活の乱れにより脂質や糖質を過剰摂取することも栄養不足同様に勃起不全の原因になります。
即効性なら吸収率が高いドリンク
重度の勃起障害の場合には専門機関での長期的な治療が必要なことが多く、心因性機能性(心因性)勃起障害の場合には心理面での改善が必要となります。そのため、ドラッグストアで売っているドリンクなどはこのような症状には効果が見込めませんが、疲れや睡眠不足など一時的な勃起不全に対しては効果が見込めます。
特にドリンクはその吸収率に優れています。
軽度の勃起障害とはいえ、パートナーとのセックスに支障をきたしてしまうと、それ以降、セックスがプレッシャーとなり慢性的な勃起障害の原因になりかねませんので、パートナーとのデート前などにドリンクを飲むことは効果的と言えます。
しかし、ドラッグストアなどでは様々な種類のドリンクが売っていて、成分も異なるため、自分の症状に合うものとそうでないものがあることを覚えておきましょう。
精力剤で毎日の生活から変えていく
勃起不全を改善するためには精力剤も有効な手段ですが、即効性を期待するというよりも、継続して摂取し続けることで徐々に勃起不全になりにくいよう、体質を改善していく効果があります。
また、疲れにくい体を作り、運動をするなどアグレッシブに生活を送れるという効果も期待できます。運動不足は男性ホルモンを低下させ精力減退を招いたり、血管の老化による器質性勃起障害の原因にもなるので、間接的にも勃起障害の改善に効果があると言えるでしょう。
しかし、どれだけ精力剤を摂取しつづけても、ファーストフードやジャンクフード中心の生活など食生活が乱れていては勃起障害に効果的とは言えないので、併せて食生活改善を心がけることも大切です。